顎関節症の原因

顎関節症の原因

顎関節症の原因については、いまだに明確な説は出ていません。
現れる症状も多様ですし、様々な原因により引き起こされている
ということは間違いなさそうです。一例を挙げると咬合異常、
下顎頭偏位、筋性、神経性、外傷性、心因性などが顎関節症の
原因として考えられています。

これまで最もポピュラーだった説は咬合異常説で言い換えれば
かみ合わせの悪さが原因だ、というものです。これは顎関節症の
患者で噛み合わせの異常を抱えている方が多く、また噛み合わせを
治療することで、症状が改善するというケースが少なくなかった
ためです。

噛み合わせの異常が原因となる一つの例として、の偏咀嚼が誘因と
なることがあげられます。
虫歯などにより長期的に片側で噛むことが続くと、噛み合わせ・
筋肉の働き・顎の動き方などが、いつも噛んでいる側で癖になり
虫歯の痛みがなくなっても片方で噛むようになってしまいます。
偏咀嚼はクセのようなもので、その誘因となるのは「歯の問題」
つまり虫歯や歯列異常による噛み合わせの異常であることが
多いようです。

しかし現在では異常な開閉口運動や、ブラキシズムなどの顎に
加わる異常外力、補綴物異常など多様な原因による咬合異常や
筋緊張など多くの因子が重なり合って症状が発症するという説が
有力です。この説ではかみ合わせもあくまで一因子に過ぎず、
歯ぎしりや、くいしばり、偏咀嚼や、歌唱、寝違え、頬杖など
生活習慣、心理的要因など、複数の要因が関与し、それらの
積み重ねによって顎関節の受けるストレスがある一定以上に
なった時に顎関節症としてが現れると考えられています。



posted by tmdjiten at 23:38 | あごの痛みと顎関節症

顎関節の構造


顎関節の構造

顎関節は、下顎(かがく/したあご)を動かすための関節で、耳の穴の
すぐ前にあり、側頭骨のくぼみ(下顎窩)と下顎の丸い突起(下顎頭)
からなっています。下顎窩と下顎頭の間には、関節円板と呼ばれる
クッションの役割をする組織があります。このクッションのおかげで
口を開け閉めする際に関節はスムーズに動くことが出来ますし、
また関節への圧力が吸収されます。


顎関節の働きですが、耳の穴の前に指の腹を当てて口を大きくあけて
みると良くわかります。口をあけ始めると最初に下顎頭が少し回転して
下顎窩に沿って前方に滑り出します。この時に側頭骨と下顎頭の両方に
強い圧力がかかりますので、関節円板が間に入ってクッションの働きを
しています。



あご(下顎)を動かしているのは、こめかみにある側頭筋、頬の部分の
咬筋など顎の周りについている咀嚼筋と呼ばれるいくつもの筋肉です。
顎関節はこれらの多くの筋肉が協調した働きをすることで複雑な発音や
咀嚼運動などができる非常にデリケートなユニットです。


posted by tmdjiten at 22:02 | あごの痛みと顎関節症
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